月曜日, 4月 12, 2010

グーグルの衛星写真で約200万年前の新種の猿人化石発見!?

 グーグルのサービスが専門的な古生物学分野に応用されていた?

南アフリカ北部で約200万年前の新種の猿人化石が見つかった。ウィットウォータースランド大(南ア)などの研究チーム が9日付の米科学誌サイエンスに発表した。
現生人類の直系の祖先にあたる可能性もある。

チームは米検索大手グーグルの衛星写真を使って探索した洞窟(どうくつ)で、 195万〜178万年前の化石2体を発見。1体は20〜30歳代の成人女性、もう1体は8〜9歳の少年と見られ、いずれも体重約30キロ、身長127セン チ程度と推定された。泉を意味する現地語から「アウストラロピテクス・セディーバ」と命名された。
アウストラロピテクスという猿人の一種の「アフリカヌス」の子孫で、猿人と現生人類の間に位置する「原人」の祖先にあたるとみられる。樹上生活中 心の猿人が、地上で二足歩行する原人に進化する時期の人類と考えられるという。

諏訪元・東大教授(人類学)は「初期人類の進化の理解に貢献する発見だ。ただ、アフリカヌスの中の個体差に過ぎないのではないか。今後の研究を待 つ必要がある」としている。
【ワシントン=山田哲朗】(2010年4月10日02時13分  読 売新聞)

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