http://japanese.engadget.com/2011/05/30/hdd-arm-punkthis-x86-os/
内蔵HDD型 ARMマシン " PunkThis " 、x86 ノートをデュアルアーキテクチャ化
by Ittousai May 30th 2011 @ 4:00PM
ノルウェーの「ハイブリッドコンピューティング」企業 CUPP が、2.5インチHDD型のARMコンピュータ " PunkThis " を公開しました。 独立したプロセッサやストレージを搭載し、一般的なノートPCに内蔵することで x86 / ARMのデュアルアーキテクチャマシンを実現します。メーカーいわく、ネットブックのサブOSとして走らせれば20時間のバッテリー駆動が、低消費電力のPixel Qi ディスプレイ搭載機なら40時間駆動が可能。またWindows 7 と Androidなど、二つの環境を同時に動作させることもできます。
" PunkThis " モジュールの仕様は TI OMAP DM3730 プロセッサ (ARM Cortex-A8 コア 1GHz)、512MB RAM、宿主側PCのC:ドライブとしてミニPCIe SSDコネクタ、ARM側のストレージとしてmicroSDスロット、共有ストレージとしてもうひとつのmicroSDスロット、独立したWiFi 、USB OTG、USB Host 、オーディオ I / O ポート、プログラマブルなキーボードコントローラなど。
HDDと換装して乗っ取るSATAポートのほかPC側の基板と接続する I / O コネクタを備え、Eee PC 1015PN を始めとする対応プラットフォームではハンダ付けをせず導入が可能。ARM側にはAndroid や Ubuntu など任意のOSを選択することができ、実機デモではホスト側の Windows 7 と Androidをホットキーで瞬間的に切り替えて操作する様子が示されています。
実際の用途としては、一般のノートPCを普段は低消費電力・長時間駆動のAndroid (ARM) 機として、特定のアプリやプロセッサパワーが必要なときは本来の x86機として使う例が挙げられています。また仮想マシンではない実ARM環境のテストが一台でできるARM開発者向けもひとつ。ノートPCだけでなくデスクトップPCに導入できるのはもちろん、PunkThis モジュールに電源と外部ディスプレイ出力、USBポート x 5などを追加して単体で小型ARM PCとして使えるPunkThis エンクロージャの提供も計画しています。メーカーとしては任意のPCを強引に" Punk " してデュアルアーキテクチャ化してしまう寄生 (共生?)モジュールに心惹かれるような人種にとりあえず遊んでもらい、驚くような使い方を発見して欲しいという狙いもあるようです。
PunkThis モジュールは今年7月中旬に200ドル以下で発売予定。Asus Eee PC 1015PN用の配線キットも同時期に提供されます。 エンクロージャは9月以降。予約購入の受付はまもなく開始される予定です。続きは Computex 2011 出展前の実機解説&デモ動画。
http://cuppcomputing.com/2011/05/punkthis-40-hour-computing/
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