月曜日, 11月 10, 2014

僕はなぜ?お米をつくるのだろう?(その4)

まったなしに6月はやってきた
灌漑池の堰が切られ、水路を水が回りだした
いよいよ2町歩の米づくり
        幕が切って落とされた
実は水が入るずっと前に米づくりは始まる
年が明け「田起し」をした
5月になって極浅く耕耘した
それからケイ酸を「良作君」を散布し供給した
6月10日に「桜堤」の水が水路に供給され始めた
6月13日に「森裏堤」の用水から水が入った
6月15日に農協の夢つくし苗を受け取った
6月15・16日夢つくしの田植えた
6月22日に元気つくし、つくしほまれの苗を受け取った
6月22・23・24日元気つくし、つくしほまれの田植えをした
田植えは1反1時間のペースで進んだ
田植機は苗を植え同時に肥料を入れていく

【水路に水が回ったら直ちに田を満水にし、代かき時に水位を調整、代かき後直ちに田植え】

2014年は急に田が増えたので水位調整が出来そうもないと考えた

そこで田植え後1週間程度で水位を調整し除草剤を撒いた
除草剤はこの時だけ1回に抑えた

まったなしに6月はやってきた・・・続く)

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僕はなぜ?お米をつくるのだろう?(その3)

米づくり3年目の2014年は2町歩を超えた
1反(10a)は300坪、1町(10反1ha)は3000坪
なんとも恐ろしい広さになってしまったっことか

田んぼを手にするまでは米作りがしたいと願った
3反の水田での掛干しは新鮮で楽しかった
畝間が空き、蛇行した田植えも稲が見事に覆い隠した
バインダーで稲刈りをすると紐で束ねてくれる
文房具のバインダーはここから派生したのかと納得
田んぼの脇に並ぶ歩道の手すりが丁度良い掛干し場
水分を計りながら1週間かからないで乾燥した
キャタピラで移動しながら脱穀するハーベスタ
コンバイン袋に約30キロづつ収めて倉庫へ
昔ながらな精米所で籾スリ・精米して完成
日本の「おこめ」はこうして脈々とつくられてきた

2013年の5反の掛干し夢つくし栽培は
干す作業と脱穀作業での腕の上げ下ろしは疲れた
でも日本の原風景「掛干し」を守った

しかしコンバイン刈り、遠赤乾燥の米づくりは違った
農業従事者高齢化の現実に直面した
これまで30町も米を作って来た方が止めると言った
多くの水田所有者(地主)は返されても困る
地域の水田耕作者約10人が集まって10町近くを分担
僕にも約5反が回って来た
考えてみれば僕は今年65才を超えていた
農家の平均年齢を上回っているのだ
米作りを始めて3年目の高齢者が2町歩の水田を任された

これは日本の貧困ではないか

まったなしに6月はやってきた
灌漑池の堰が切られ、水路を水が回りだした


(2町歩の米づくりの幕が落とされた・・・続く)


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僕はなぜ?お米をつくるのだろう?(その2)

僕はなぜ?お米をつくるのだろう?(その2)

あっというまに3反の掛け干し米は売り切れた2012年

米づくり2年目の2013年は、2枚の田んぼが増えて5反になっ
離れた田んぼはコンバインで刈ってもらおうと思った
当てがはずれてバインダーで4.5反すべて刈った
家族で掛干しは3反までにしようと話し合った

しかし前から声をかけていた80代の方が「足が痛い」
全部引き受けてくれないかと相談に来た
「いいですよ!」田んぼのリストを加算したら1町3反もあった
これまでの田んぼ、その他に増えた田んぼを合わると2町になった
これはコンバインで刈らないと無理だと中古のコンバインを見つけ
田んぼを止めた農家の田植機を買った
遠赤乾燥機も設置した
農業機械を入れ、野菜の袋詰め等をする倉庫をつくった

(いよいよ3年目にして2町歩の米づくりが始まる・・・続く)


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木曜日, 11月 06, 2014

僕はなぜ?お米をつくるのだろう?(その1)

いくら畑で野菜つくれても
よそ者に田んぼはできない
この言葉が何年も心に残った

突然キッカケが生まれた
2012年正月3日「いづさん田んぼやらんね」
何も考えず「やらせて下さい」と答えた
突然3枚(3反)の水田で水稲を栽培することになった
籾の用意がないので苗を予約した
古い田植機をくれるという人が現れた
これで田植えまでは漕ぎ着けた
従来通りの栽培法で肥料などを準備した
前耕作者に大まかな栽培法を尋ねた
インターネットで「田植えの方法」を調べた
プリントした図の通り田植え機を動かした

さて稲刈りはどうしようか?
農機具屋さんが中古バインダーを紹介してくれた
その後脱穀機(ハーベスタ)も入手出来た
これで掛け干しの用意が整った
5万円程度の農機具出費でスタートした
結果として「掛け干し」(天日干し)になった
これが評判になった
あっというまに3反の掛け干し米は売り切れた

(翌年は5反・・・続く)


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2014年の米作りはほぼ終了

弘大師山を望む八町田の稲刈り終了
コンバインから籾を軽トラのフレコンに移す
フレコンが一杯になったらカントリーエレベーターに納入する


こんな気持ちでブログを書き始めてから、3年が経ちました。
『雨にも負けず、風にも負けず、日差しの強くなるまでに畑仕事を終え、ゆったりと緑の中で朝飯を楽しみ、しばし電子的なあるいはグーテンベルグ の銀河系を彷徨い、軽い昼飯をいただき、日差しが和らぐ頃に畑仕事に精を出し、汗を流した後の一杯の赤ワインを楽しみに生きてゆきたい。そんな暮らしの中 心にFarmingがあることが生き甲斐になっている。』
Farmingは水稲栽培というディープな世界に突入しました。

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