火曜日, 4月 02, 2013

32年間お世話になりました。


研究室は北向きで冷えるが夏は涼しい
この方向に鹿児島線赤間駅、城山が見える
僕は2013年3月で定年退職をした。しかし勤務先の学生募集状況が良くないので新規教員採用に踏み切れない。仕方なく1年契約で授業をいくつか持つ事になった。毎週水曜と木曜だけ出勤すれば良いのでかなり自由になった。
これまでこちらの学長は大学本部が任命して来た。いわゆる落下傘で学長が下りて来た。ところが新学長は卒業生、現職の教員だ。しかし地元の推薦などがあった訳ではないので『小落下傘』でなんとか下りて来た。特に業績が優れていた訳でもなく、人望が厚い訳でもない。消去法で現地の教授を外していくと残ったのが新学長だったという訳だろう。極めて日本的な判断だと言える。この学長には理事が学長補佐となった。これは世界史で考えれば『傀儡政権』のようなものと考えるのが妥当だろう。
僕は1年限りの契約教授だからこれからの教育や学校経営に意見を言う立場にはない。しかし『傀儡政権』的な学校運営で『ぜひ入学したい』と思わせるような劇的な変化を生み出すには、現地の教職員が新学長を支え、それぞれがアイデアを出し切ることが不可欠だ。これからの教職員の挙動を見守りたい。
僕は長期的視点で発言する立場には置かれていないので、普通ならこんな事を書いたりしないのが得策だろう。しかし先の見えない状況で、数科目の授業を教えるというスタンスに慣れていないので、何か居心地が悪い。きっと何時のタイミングにか発言を抑えられなくなる気がする・・・・・

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