先住民の伝統文化と環境を脅かす米南西部ウラン鉱再開発にストップを!
クリス・シューイ氏(南西部調査情報センター/ウラン影響評価プログラム長)
講演会
米南西部・ニューメキシコ州のロカ・ホンダでは、日本企業(住友商事)が新
たなウラン採掘プロジェクトを進めています。同ウラン鉱山プロジェクトは、先
住民の五部族(ラグーナ、アコマ、ナバホ、ズニ、ホピ)の聖山マウント・テイ
ラーの麓にあり、この地区は「伝統的文化遺産」にも指定されています。
60年以上にわたる核兵器開発と原子力エネルギー利用のため、ウラン採掘に
よる被害が世界各地の先住民に押しつけられてきました。その環境汚染からの回
復や、健康被害に対する補償もほとんどなされないまま、「地球温暖化の解決は
原発」と、燃料確保のために現在、世界中で新たなウラン開発が進められていま
す。
日本政府は国内での原発・核燃料利用の推進に加え、原発の海外輸出とセット
でウラン燃料長期確保を行うために、海外でのウラン開発を官民一体となって進
めています。このような先住民の土地での環境破壊や伝統的文化遺産の侵害を伴
うウラン開発は、日本も批准している「先住民族の権利に関する国際連合宣言」
にも反するものです。「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」等を通じて、このよ
うなウラン開発のために、私たちの税金が使われているのです。
この度、米ニューメキシコ州の先住民と共に長年にわたりウラン採掘による環
境・健康影響調査に取り組んでいる、「南西部調査情報センター」の「ウラン影
響評価プログラム長」クリス・シューイ氏が来日します。現地からの報告を受け、
日本の私たちに何ができるかをともに議論する機会にしたいと思います。ぜひ、
ご参加下さい。
日時:10月22日
午後2時~3時(終了後、同じ会場で記者会見の予定)
場所:参議院会館新館・会議室(B104)
呼びかけ:原水爆禁止日本国民会議/原子力資料情報室/ヒバク反対キャンペーン
問合せ:090-3941-6612(ふりつ)/f-katsumi@titan.ocn.ne.jp
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