金曜日, 6月 04, 2010

先生!今日はiPadの話しをしてください。

Apple Passes Microsoft as No. 1 in Tech
By MIGUEL HELFT and ASHLEE VANCE
Published: May 26, 2010
ICT産業のアップル社(Apple)が、最も企業価値が高かったIT産業を代表するマイクロソフト社(MS)を、株式時価総額で抜 いた。これは、iPod,iPhone,そしてiPadの爆発的普及によるものだ。iPadは発売から1ヶ月で100万台が売れた。
ニューヨークタイムス電子版が「ウォール街が技術系業界の一つの時代の終りと新たな時代の幕開けを告げた」と報じた。
http://www.nytimes.com/2010/05/27/technology/27apple.html?ex=1290571200&en=1cfaf8110c2b36e8&ei=5087&WT.mc_id=TE-D-I-NYT-MOD-MOD-M151-ROS-0510-HDR&WT.mc_ev=click

余談だが、日本のメディアはIT業界とか言っているが、引用した新聞では「 technology
company.」なのに注目したい。技術の進化によって生み出される製品が異なるが、技術産業に変わりはないということだろう。 the world’s most valuable technology company.

iPadは紙の教科書・ノートを学校から駆逐するかも知れない?
私はこの10年、学校の教室で生徒や学生が、紙の教科書を使い、紙のノートにメモをとる光景が、間もなくなくなる!と思ったり、いつ までもなくならないとあきらめてきた。しかしiPadの登場で、普通教室がデジタル空間として楽しい場所に生まれ変わるかもしれな い。次の世代の教員たちが、次の世代に伝えることがらを正面から問い直すことを願っている。それが可能な時代環境を認識すべきだ。
約40年も前にマーシャル・マクルーハンは「グーテンベルグの銀河系」そして「メディア論」で紙のテキストと知識教育の終焉が近いこ とを語った。しかし日本では、古い教育の体質のまま「情報科」という新教科を高等学校の必修科目として開設した。現場の教 員たちの熱心な取り組みにも関わらず、コンピュータ関連分野、とりわけプログラミングへの若者の関心の薄さが危機的状況を生み出 している。いまやプログラムなしに社会は機能しない。プログラミングが楽しいことを伝えるには、どうしたら良いか?
そんな時、小学生が夢中になってプログラミングに取り組む『スモールトーク』でチューリング賞を受けたアラン・ケイの取り組みは参考 になるだろう。
東海大学福岡短期大学は、文部科学省の新しい教育への取組を評価し資金援助を受ける現代GPに連続して2回採択された。今 年も3回目のチャレンジを行なったそうだが、iPadは視野に入っているのだろうか?
こんな時代の大きな移り変わりに際し、コンピュータやケイタイの未来を志向するプロジェクトに関わってみたいと思っている。
一番前に陣取った数名の女子学生から、予想もしなかったリクエストがあり、話の成り行きで私もiPad(WiFi)を注文 するかも知れない。博多高校などがiPadを導入する話題などを含めて、以下のブログにiPadに関する記事を掲載した。
http://izushin.blogspot.com/2010/05/ipad.html

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