月曜日, 2月 01, 2010

ポンペイ展 世界遺産 古代ローマ文化の奇跡

先日、福岡市美術館で始まったポンペイ展を見た。昨年ポンペイの遺跡を訪ね、ベスビオス火山の灰に埋もれた都市を歩いた。そこの出土品約250点が 展示された。まず大理石の彫刻、ポンペイ人の肖像の数々に圧倒された。薄衣が透き通るごとき精緻な描写は見事だ。色彩豊かなフレスコ画、食卓には見事な銀 食器、なんと文化文明の隔たりのあったことだろう。2000年前ギリシャ・ローマ文明の花開く地域では、床暖房、給湯設備などが完備していた。東の果 て日本列島の北部九州には地方豪族が原始的な村落を形成した。現代の西洋を模倣するだけで、真の近代化を成し遂げられなかったのは悲しい。数千年の文化文 明の流れを理解することが重要だと考えさせられた。
3月20日〜6月1日横浜美術館

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