土曜日, 9月 12, 2009

間近にせまった実りの秋

あっという間に夏が終わり秋を感じさせる栗やクルミの実が大きくなってきた。野菜は毎年栽培を繰り返さなければならないが、いわゆる雑木といわれる樹木の実は数十年果実を恵んでくれる。わが家の栗とクルミが今年も実を付けた。

栗は近所の家の冷蔵庫で忘れ去られて発芽してしまった「丹波栗」だ。実が大きく味も良い。正月の栗きんとんに欠かせなくなっている。たった一つの捨てられる運命の栗の実が数十年にわたって数えきれない恵をもたらす。これを雑木というのは哲学の貧困だろうか、文化の偏向だろうか。

かつて地質調査やハイキング等の際、谷川の川岸にクルミの実を見つける事があった。見上げると高い木立の葉影に沢山の実を見いだすが、高すぎて取れなかった。そんなクルミを植えたところ、もうすぐ二階の屋根を越えそうな勢いで生長し、2008年から実が成り始めた。今年は生のクルミが食べられそうだ。

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