土曜日, 2月 05, 2011

2011年2月4日は、インターネットアドレスがIPv4からIPv6に移り変わるのが現実になった日

ワイドプロジェクトのメーリングリストでちょっと目にしたプレスリリースです。
2月4日の発表なので、もうオープンになった文章だと思います。
僕の個人メモとして掲載しておきました。
10年ほど前にはIPv6なんか一般的でないから準備する必要はないと言われました。
しかし社会のインフラとしてこれほど重要さを増し、日常生活に不可欠な要素にインターネットがなった現在、そしてこれからIPアドレスを一層多用する場面が増えてくるでしょう。
そんな点でWIDEプロジェクトが節目宣言を出したのは意味のあることだと思います。
それにしても田舎暮らしの僕にはインターネットがない生活は考えられなくなった、今日この頃だ。

(参考)
IPv4は32ビット10進表記
(表記例) 192.168.100.1
IPv6は128ビット16進表記で自動的にアドレスを割り当て、セキュリティー機能やマルチキャスト機能が標準
(表記例) 2001:380:e01:a7::1

 =========================以下転載
節分の儀式を経て、立春の節目を迎える日、IPv4アドレスの中央在庫がいよいよ枯渇しました。現在のインターネットに障害をあたえることなく、IPv6の導入を進める最低限の準備は、我々WIDEプロジェクトの関係者の約15年におよぶ努力と、関係諸団体の方々のご貢献とご努力によりほぼ完了しています。
しかし、本格的で具体的な対応は、決して短時間で完了することではありません。今後の新しいインターネットの展開は全産業的になり、それはIPv6をベースになることが本日確実になったと言えます。 クラウドコンピューティング、スマートグリッド、スマートコミュニティーなど、すべては、IPv6を用いて創造され、いよいよ全産業を支える社会・産業基盤へと進化していく始まりの日でもあります。IPv4アドレスの枯渇は、インターネットの新しい時代の登場を象徴する出来事として後世に記憶されます。
WIDEプロジェクトは、『IPv6の導入の完遂』にとどまらず、常に、人と社会に貢献する新しい技術革新に向けた研究開発をこれまで以上に活性化し、豊かで創造性に溢れた社会の実現に貢献することを目指します。
WIDE プロジェクト代表
IPv6普及・高度化推進協議会 専務理事
IPv4アドレス枯渇タスクフォース代表
江崎 浩(東京大学教授)
 =========================以上転載

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