最近スペインワインを口にすることが多くなった。価格の割に美味しいという訳だ。このワインも680円とは思えない味わいで、通販ワインショップの宣伝文句がまんざら大げさではない証明になる。
輸入元資料によると、1950年に設立した協同組合が事業拡大の後、1988年に地元の生産者と共にボデガス カンポ レアレスを形成。ラ マンチャの伝統を踏まえた上で、最新の技術を積極的に取り入れてきた。ワインメーカーはラ マンチャワインの改革を進める新しい世代の醸造家の一人、ラファエル カニサレス氏が担当、
マネッジングディレクターのホセ アントニオ イダルゴ氏は前のワインメーカー。現在、標高700mの地に広がる4000haもの畑を所有。リオハやリベラ デル デュエロ等にバルクでの販売をしながら、自身の名の下で高品質なワインを瓶詰めしている。
2500万本の生産能力がある中で、ボトリングされるのは200万本のみ。つまり、大きな可能性のある広い畑から真に選りすぐった葡萄のみを使用し、驚くほどコストパフォーマンスの高いワインを生産している。手頃な価格帯ながらもかなり評価の高いワインを造り出す、まさにラ マンチャ レボリューションのリーダー的な生産者だ。
【 ワイン名 】グラディウ テンプラニーリョ ホーヴェン 2009
【 国 】 スペイン
【 地域 】 カスティーリャ ラ マンチャ州 ラ マンチャ
【 生産者 】ボデガス カンポス レアレス
【 品 種 】テンプラリーニョ100%
【 分 類 】赤
【 タイプ 】ミディアム13.5%
【 内容量 】 750ml
【 ヴィンテージ 】2009
【価 格】 680 円
【WEB】 http://www.burridgewine.com/pages/bodegas/campos%20reales.html
【その他】
【店長テイスティングコメント】徳丸真人(08年07月試飲)
http://item.rakuten.co.jp/morinagawine/1449474/
リアルワインガイド誌にて安旨大賞 でもその以前から店長はイチオシでした。
だって 660円にしてバランスのとれた濃さがあるのですから香りは紫の色素(さつまいもの皮)のようないわゆるパープルフレーバーがまず立ち上ります。それは新酒的でもあり、明るい気分にさせられます。口に含むと、十分な果実の濃さとおだやかで十分な酸味が感じられます。
スペインのカジュアルなテンプラリーニョには往々にして少し甘い印象がありますがこのワインの場合は甘さが奥に控えていてさほど甘く感じません。程よい辛口さ、この価格帯のワインにありがちな
渋さもありません。抜栓して飲み始めて20分後くらいからが 本来の味わいです。
翌日もおいしく飲めますが一日目よりは多少もの足りないかもです。
裏書に飲みごろ温度として14度から16度と書かれていますがもう少し温度が上がっても大丈夫です。多少舌にざらつき感がある以外はこの価格帯にありがちな欠点がありません。えぐく感じる青臭さも、もちろんありません
(ちなみに以下リアルワインガイド誌のコメント・2008年秋23号) 素晴らしい旨安ワイン。こういうワインを真の旨安ワインと呼ぶべきなんだろう。 ともかくブルゴーニュやボルドーなら5千円のワインの品質が なんとたったの700円!!素晴らしすぎてこの生産者や輸入する インポーター、そして扱うショップには頭が下がりまくりです。いかん。 ワインの説明を。濃厚な液体だけどちゃんと酸があり、タンニンも滑らか なので口当たりはとてもスムース。ヨーグルトキャンディとスミレ そしてクリームの風味で味わいバランスもしっかりした美味しいワイン。偉い。 徳丸真人(08年07月試飲)
1 件のコメント:
ほんとに、おいしいです。数日前から飲んでますが部屋に薫る不思議な匂いはワインのせいだったんですね。すごいワインと出会えて良かったです。
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