南アフリカ北部で約200万年前の新種の猿人化石が見つかった。ウィットウォータースランド大(南ア)などの研究チーム が9日付の米科学誌サイエンスに発表した。
現生人類の直系の祖先にあたる可能性もある。
チームは米検索大手グーグルの衛星写真を使って探索した
アウストラロピテクスという猿人の一種の「アフリカヌス」の子孫で、猿人と現生人類の間に位置する「原人」の祖先にあたるとみられる。樹上生活中 心の猿人が、地上で二足歩行する原人に進化する時期の人類と考えられるという。
諏訪元・東大教授(人類学)は「初期人類の進化の理解に貢献する発見だ。ただ、アフリカヌスの中の個体差に過ぎないのではないか。今後の研究を待 つ必要がある」としている。
【ワシントン=山田哲朗】(2010年4月10日02時13分 読 売新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿